スーパームーン 2016・11・14

今夜はスーパームーン

残念ながら日本列島は雨や曇りのところが多く

ニュースでは青森や秋田など東北地方で撮影された

美しい月が紹介されていた。

 

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これは今夜の月ではないけれど

いつだったか満月の夜に撮影したもの。

月の夜は明るい。東北の夜は68年ぶりの大きな月で

さぞ明るい夜空だろうと想像できる。

 

満月に大きさなんてあるだろうかと思われるかもしれないけれど

ケプラーの第1法則というのがあって

惑星は太陽をひとつの焦点とする楕円軌道上を動く。

(楕円軌道の法則がある。)月は地球の衛星であるけれど

やはり地球の周りを楕円で周回している。

要するに月の大きさは変わる。

 

天地明察」という冲方丁の小説があるけれど

この本を読んでいて主人公の渋川春海が月の軌道は楕円だと

理解していく件(くだり)がある。

何だか妙にわくわくドキドキしてしまった。

小説なので、それが事実かどうかはわからないけれど

江戸時代、まだ太陰暦つまり月の満ち欠けの周期で暦が作られた。

楕円軌道であることに気がつかなければ

暦の誤差は修正のしようもない。

 

日本では明治に太陽暦(グレグリオ暦)が使われるようになった。

暦のお話を始めると奥が深いので

今夜は昔は月の暦だったので

日本人は月を見上げて月日の移り変わりを知ったせいか

月にこんなにも愛着を覚えるのだろうかと思った次第です。