今夜はスーパームーン。
残念ながら日本列島は雨や曇りのところが多く
ニュースでは青森や秋田など東北地方で撮影された
美しい月が紹介されていた。
これは今夜の月ではないけれど
いつだったか満月の夜に撮影したもの。
月の夜は明るい。東北の夜は68年ぶりの大きな月で
さぞ明るい夜空だろうと想像できる。
満月に大きさなんてあるだろうかと思われるかもしれないけれど
ケプラーの第1法則というのがあって
惑星は太陽をひとつの焦点とする楕円軌道上を動く。
(楕円軌道の法則がある。)月は地球の衛星であるけれど
やはり地球の周りを楕円で周回している。
要するに月の大きさは変わる。
この本を読んでいて主人公の渋川春海が月の軌道は楕円だと
理解していく件(くだり)がある。
何だか妙にわくわくドキドキしてしまった。
小説なので、それが事実かどうかはわからないけれど
江戸時代、まだ太陰暦つまり月の満ち欠けの周期で暦が作られた。
楕円軌道であることに気がつかなければ
暦の誤差は修正のしようもない。
日本では明治に太陽暦(グレグリオ暦)が使われるようになった。
暦のお話を始めると奥が深いので
今夜は昔は月の暦だったので
日本人は月を見上げて月日の移り変わりを知ったせいか
月にこんなにも愛着を覚えるのだろうかと思った次第です。